2015年3月23日月曜日

好きなものvol1【くわしく】

好きなものをつらつらあげてみる記事を過去二回ほど書いたけど、それぞれについて思いを馳せてみたら楽しいかなと思い、やってみます。
とりあえず二年前のやつ。

*

★アボカド
嫌いだったんだけどほんの5、6年前くらいから妙に好きになった。
ビールを飲むようになってからかな。鹿児島の甘くてとろっとしたさしみ醤油をかけて食べます。

★ゼロ年代ファッション雑誌の別冊漫画雑誌
『CUTiE Comic』とか『Zipper comic』とかね。
10代の頃は、孤独で恋愛に傷ついてて可愛くておしゃれな女の子の話以外興味なかったですね。
「こんな恋愛してみてぇ~」以外のことなにひとつ考えられなかった。

★キウイの白いとこ
キウイの中でもここがいちばん酸味が少なくて素朴な甘さ。

★長浜ラーメン
博多とんこつのなかでも特に超極細麺でスープも白湯みたいにあっさりしてる。
のど越しがよすぎてもはや「飲める」のでまったく食べた気がしない。
癖がないので普通のとんこつ苦手な人も大丈夫かもしれない。

★青い革製品
これを書いたころは真っ青な革のかばんを使っていてすごく気に入ってたんだよね。
当時この記事を見た友達がレザークラフトで青い革の小銭入れを作ってくれてすごく嬉しかった。
大切にしてたのに失くしちゃったと思って落ち込んでたら、私が実家に忘れたのを母親に接収されて小物入れにされてた。
どうしても欲しかったとのこと。

★赤い毛糸製品
ぬいぐるみみたいに肉厚でクレヨンみたいに真っ赤なカーディガンをベネトンで買って、これも気に入ってた。
1年前くらい前、うっかりお湯で洗っちゃってアホみたいな丈になっちゃったけど今でもたまに着ます。今日も着てる。

★白いVネックシャツ
白いコットンのVネックの長そでTシャツ。胸板が厚いのでクルーネックはあんまり似合わない。
色んなブランドから出てるけど、無印良品のやつのVの深さが好み。なにより毎年同じ形で出してるからいつでも買い足せて安心。
手持ちを数えたら8枚あった。並べて見るとおそらく古い順に色があせているのがわかり、何枚か捨てました。

★がんもどき
豆腐の加工品はどれも好きだけどがんもどきは特にうれしい。一個で煮物気分が楽しめるし。

★神谷バー
少し前まで浅草徒歩圏内に住んでたからよく行っていた。
名前と外観からシックでアダルトなバーを予想して緊張していたところ、地元の人で賑わう大衆酒場だったのは嬉しい誤算。
女の子と行ったりなどして、いい思い出が多いです。
1.生ビール
2.ハチブドーパンチ
3.お冷を頼んで
4.電気ブラン
という決まり。いい気分になったところで屋台街に繰り出す流れです。

★ミルクック
九州限定のミルクセーキ味のアイス。ちょっと前まで一本60円だった。とってもおいしい。
http://takeshita-seika.jp/index.php?id=6

★素揚げした茄子
茄子と油は合う。大根おろしとかつお節と甘辛い天丼のたれをかけて。

★方眼紙
RHODIA(オレンジのやつ)の方眼つきのメモパッドとノートをよく使います。
わたしの書き文字はデカく、かつ右上がりになってしまうのでまっすぐ揃えて書かせてくれる方眼紙は便利。

★ヤクザの事務所にあるみたいなクリスタルの灰皿
子供の頃漁師のじいさんが持っていて憧れている。
人が殴り倒せるくらい重量感のあるやつをギフトショップかどこかで手に入れられたらと思ってます。

★紙が黄色くて裏が無地のチラシ
小学校から帰ったらお母さんがおやつをくれて、玄関の古新聞置き場から裏が無地のチラシを探してきてクーピーで絵を描いた。
そんな幸せな記憶がよみがえるから。

★女の子の手首の骨/男の子の手首の骨
女の子の場合は単に助平心から。男の子の手首の骨が好きなのはかたちが美しいから。
個人的には女より男のほうが造形的に美しいと思う。

★こてっちゃん
子供の頃は大嫌いだったけどやっぱりビールを飲むようになってから好きになった。
内臓は脂が少ない(つまり安い)やつが好き。

★キャベツに粗塩振って置いたの
このころはキャベツにハマってキャベツばっか異常に食ってた。今もまあ好きだけど...

★100円ライター(定義は厳密)
火打ち歯車式で原色クリアカラーの、赤/オレンジ/黄色/緑/青/透明のものに限る。
火を点けるときに火花が散るのが好き。

★アイラインを引くこと
私は不器用だし化粧の知識も技術も人並み以下だけど、アイライン引くのだけはべらぼうに上手いんですよ。
リキッドだろうがペンシルだろうが迷いなく一定の太さを一筆で引けます。
あまりの美技に目撃者の腕に鳥肌が立つほど。

★北海道100カマンベール
スーパーで売ってるカマンベールの中でダントツに美味しい。
富裕層がターゲットというわけでもないのに製品開発に一切の妥協を感じない...かは知らない。まったくの偶然によってとびっきりなのが作れたのかも。

★黒田硫黄のまんが
大学生の頃友達に借りて読みました。あまりの面白さに電気ショック並みの衝撃を受けた。
前述のとおり『孤独で恋愛に傷ついてて可愛くておしゃれな女の子の話』しか興味なかった時期だったので
「なんじゃこりゃ!ヒモもライブハウスも原宿も出てこねぇのに面白ぇ~!?」とひっくり返りました。
細胞ひとつひとつにまでエネルギーが染み渡る。

★手巻き寿司
お誕生日会みたいで好き。マヨネーズと甘い卵焼きとカニカマ。

★村上春樹全著作
皆があまりにもけちょんけちょんに貶すから最初は読まず嫌いしてた。
大学のゼミの課題図書で短編集『レキシントンの幽霊』を扱ったのがきっかけで、なんだよおもしろいじゃん!と思い全部読みました。
私が読む小説を選ぶときの基準は7割方『耐えられないほど嫌いなやつが登場してこないか』で、これに抵触するものは即読むのをやめるんだけど、春樹の小説の場合身の毛がよだつような嫌な奴が登場しても読むのをやめようと思えない。
読むたび、今自分の求めているものがちょうどよくあると感じます。

★梶尾真治の短編SF
2、3年前だったか紀伊国屋でやっていた『ほんのまくら』フェア。
書き出しのワンフレーズだけがブックカバーに印刷されていて中身が読めない文庫本を選ぶという楽しい企画。
そこでビビと来て購入したのが、梶尾真治氏の『美亜へ贈る真珠 梶尾真治短篇傑作選ロマンチック篇』でした。
他の著作も面白いけど、タイトル通り感傷的で残酷なこの短編集が一番好き。
『黄泉がえり』の作者だということは後々になって知った。

★日曜新聞で読む「あたしンち」
子供の頃はお小遣いが少なく思うように漫画が買えなかったので、毎週日曜新聞に連載していた『あたしンち』を切り抜いてスクラップするのがサイコーでした。オールカラーだし。
今は単行本で買ってるけど、大好き!

★茶碗蒸し
父親が茶碗蒸し大好きで私の分も奪って食べる(普段はそんなことをするような男ではない)のであんまり食べたことなかった。
食べてみたらおいしくて「ふざけるな!」と思った。

★デートで昼酒
昼から飲むと、だらしないんだけど清潔なかんじ(夜じゃないので)がしてよろしい感じ。

★チョコレートサンドイッチ
HERSHEY'Sのチョコレートソースを8枚切りの食パンに挟んで耳を落とすだけ。幼稚園のおやつでよく出てた。

★ムーミンの隕石が落ちる話
『ムーミン谷の彗星』かな。もうずっと読み返してない、寂しくてきれいでアホな話だったと思う。

★そっけないバニラの香水(なかなかない)
バニラの甘い匂いは大好きなんだけど、どれも主張が強すぎて甘ったる過ぎる。
朝に振ったら午後にはほとんど消えてしまうようなそっけないやつを探しています。植物由来ッ!てかんじの。

★イカ全般
歯が生え揃ったころから今現在までずーーーーーーーーーーーっと好きですね。小中高とお小遣いで買ってた。
あたりめも刺身も天ぷらもすり身も、なんでも好き。

★ハイライトのタバコのパッケージ
これ書いてから二年経ったけどまだハイライト吸ってますね。
鼠色っぽい水色も意匠もフィルターが茶色なことも何から何まで可愛いと思う。
あとこれを吸ってると中年男性に喜ばれる。

★切ないトラック馬鹿リリックの日本語ラップ
これはおそらくgroup_inouのことでしょうね。ライブに二回行ったことがある。

★RPGの中のミニゲーム(カジノとかFFのカードゲームとか)
楽しくてストーリー進めるの忘れちゃいます。クロノトリガーも最初のお祭り広場でずーっとミニゲームしてて目的忘れた。
FF7のゴールドソーサーは言わずもがな。

★レモンとかゆずとかスウィーティーとかの柑橘
舌が幼稚なので随分最近になってから「風味、フレーバー」という概念を理解した。
心が素直なので初心者向けのシトラスを好きになってそのまま。

★人と本屋に行ったあと喫茶店で買ったものを見せ合う
これはかなり仲良くないとやりたくないけど、二人(ないし三人)ぶんをテーブルの上にバーンと出す。
それぞれの買い物をじっと検分してから鞄に仕舞うなり読み始めるなりするうれしさよ。

★GODIVAのチョコリキサー
私そこまで甘いものに目がないとかじゃないけど、これをはじめて飲んだとき美味しすぎておかしくなるかと思った。
福岡は天神の地下街にあるGODIVAのイートインで飲んだのかな。あんまり金がない時期で、それもあっての感動だったかも。
連れは感動のあまり泣いてた。

*

以上です。
皆さんもこういうのやってみたらぜひ教えてくださいね。

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